• 幕末島津研究室
  • プロフィール
  • お問い合わせ
2026.03.15 08:00

江戸時代の「暗記カード」

下座見カルタ 前回は大名行列の先頭を歩きながら向こうからやってくる行列の槍鞘を見て、だれの行列かをすばやく判断する「下座見」という役割を紹介しました。ここでひとつ疑問がわきます。それは、「下座見はどのようにして各大名の槍鞘をおぼえたのか?」です。武鑑の各ページを繰りながらおぼえて...

2026.03.08 08:00

大名行列を見分ける専門職がいた

下座見 前回の話で旧広島藩主の浅野長勲(ながこと)が、江戸市中では大名行列どうしが出会うことが始終あり、そのばあい「向うから行列を見ると、上杉弾正大弼様というふうに、先におる者が知らせる」と語っていたことを紹介しました。この「先におる者」というのが「下座見(げざみ)」です。一般的...

2026.03.01 08:00

大名行列の挨拶

大名行列が出会ったとき  江戸時代は、さまざまなしきたりにしばられた社会でした。なかでもうるさかったのが、「礼儀作法」です。武士階級においてはこれによって身分の違いを分からせたので、さまざまな場面での「礼儀作法」つまり「どのようにふるまうか」が細かく定められていました。...

2026.02.22 08:00

下馬評

従者はつらいよ 前回もふれましたが、大名や諸役人が江戸城に登城するときは、大手門の橋の手前にある下馬所のところで従者の数をへらして、玄関に向かいました。下馬所には「下馬」と書かれた高札が立っており、従者たちの多くはその近くに待機して殿様の下城を待つことになります。老中や若年寄など...

2026.02.15 08:00

大名にもコーチがいた

教えるのは誰? 先週の衆院選では高市自民党が歴史的大勝利をおさめました。今回初当選した議員が60人以上いるそうですが、今後「高市チルドレン」と呼ばれるのでしょう。そこで少し気になるのが、この新人たちの指導をどうするのかということです。以前であれば、ほとんどの新人議員は党内のいずれ...

2026.02.08 08:00

勤労者の負担は江戸時代の農民以上

消費税減税 今日は衆議院選挙の投票日でした。今回の選挙で興味深かったのは、ほとんどの党が「消費税減税」を公約にしていることです。自民党は岸田・石破内閣時代には「消費税は絶対に下げない」といきまいていたのに、高市内閣に代わると「食料品の消費税を2年間ゼロにする」と言いはじめました。...

2026.02.01 08:00

大名は画力も必要

大名の宴会では「ライブペインティング」が人気 以前「能は大名のたしなみ」のところで、「大名の素養として茶道や和歌はとうぜんですが、欠かせないものが『能』です」と述べました。じつは、それ以外にも必要なたしなみがあります。それは「絵が描けること」です。前回紹介した、富山市埋蔵文化財セ...

2026.01.25 08:00

大名の交際相手は同格の大名

家格は見ただけでわかる これまでの2回で、「大名のランクは『家格』で決まり、ランクをしめすものは『殿席』である」という説明をしてきました。大名の反乱を何よりも恐れた徳川幕府は、大名の関心を武備の強化ではなく家格の上昇に向けさせようと、家格のランクに応じたさまざまなしきたりを定めて...

2026.01.18 08:00

殿席のランクと配置は?

江戸城各丸の配置 江戸城は将軍の住居と幕府の政庁を兼ねる「本丸」、前将軍の御台所や側室が住む「二ノ丸」・「三ノ丸」、大御所もしくは将軍世子が住む「西ノ丸」で構成されていました。『東京市史稿 皇城篇』によると、広さは本丸が34,539坪、二ノ丸が37,585坪、三ノ丸が22,067...

2026.01.11 08:00

大名の序列は「家格」で決まる

大名ランキングの基準は? 世間では、よく「〇〇ランキング」「〇〇ベスト10」などといって、特定の集団や事柄に序列をつけたがります。たいていの場合、その序列は、基準とする数値の大小で決まるようです。では、江戸時代において大名の序列の基準はどうだったでしょうか。現代のイメージなら「規...

2026.01.04 08:00

正月登城は寒さとの戦い

大名の登城日 参勤交代で江戸にいるときの大名は、江戸城に登城する日が定められていました。まず月次御礼(つきなみおんれい:定例のあいさつ)として、毎月1日、15日、28日の登城があります。さらに、年始(正月1~3日:大名のランクによって日が異なる)、五節句、嘉祥(かじょう:6月16...

2025.12.28 08:00

雑談無用

大名たちの話題は? 前回・前々回と斉彬の仕事人間ぶりを紹介してきましたが、斉彬は大名どうしの会話においても雑談などせず、ひたすら政治や軍事の話に没頭していました。当時の大名の興味関心について伊達宗城が市来四郎に語った話を、市来が明治26年の史談会で披露しています。(読みやすくする...

Copyright © Shusaku YASUKAWA All Rights Reserved