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2026.09.13 08:00

馬の「わらじ」をこっそり変更

プラントハンター 前回は、島津斉彬が中国(清)人の頑迷さを利用して薩摩藩の旧式武器を中国に売却し、その代金で西洋の最新兵器を買おうとしていた話を紹介しました。今回も日中の民族性に関する話です。幕末に日本を訪れた西洋人は中国経由でやってくることが多かったのですが、伝統に固執する中国...

2026.09.06 08:00

創意軽視・伝統重視

儒家思想 前回、アヘン戦争(1840~1842)で中国(清)軍がとったトンデモ戦法を紹介しましたが、中国はイギリス軍に完敗するまで、西洋文明など相手にしていませんでした。といっても、西洋の武力をまったく知らなかった訳ではありません。アヘン戦争のほぼ半世紀前には中国は西洋のすぐれた...

2026.08.30 08:00

アヘン戦争、中国(清)軍のトンデモ作戦

敗戦ショック 1842年(天保13年)、アジア最強といわれていた中国(清)が、アヘン戦争でイギリスに完敗したという情報は、日本の指導者たちに大きな衝撃をあたえました。というのも、周囲の国を東夷・北狄・南蛮・西戎と呼んでさげすみ、みずからは中華と称していたアジアの大国が、西洋の小国...

2026.08.23 08:00

特命全権大使になぜ儒者が選ばれたのか?

日米・日露和親条約交渉 幕末の歴史を調べていると、さまざまな疑問点が出てきます。表題にかかげたものも、その一つです。嘉永6年(1853)6月3日、アメリカ東インド艦隊司令長官ペリーが4隻の軍艦をひきいて江戸湾に現われ、開国・通商を要求するフィルモア大統領の国書を押し付けて去って行...

2026.08.16 08:00

医学館vs.医学所

幕末の医学は、漢方医学と蘭方医学という二つの系列に分かれていました。その漢方医学の本拠となったのが医学館で、これに対抗して蘭方医が開設したのが医学所です。漢方医師の教育を担った「医学館」 江戸時代の医者には,幕府の医師だけでなく、各地の大名のお抱え医師である藩医、町や村...

2026.08.09 08:00

漢方と蘭方

奥医師は漢方医のみ 前回、タイコモチ医者といわれた高村隆徳が奥医師試験を受けたとき、漢方の基本薬である葛根湯のことを答えられなかったという話をしました。それとはちがうのですが、基礎問題は解けないが難問には答えられて、医師試験に合格した人物がいます。島津斉彬とも親しかった西洋医学の...

2026.08.02 08:00

タイコモチ医者、じつは名医?

絶家した旗本を継いで開業 前回は、田舎から出てきた医者の槇島隆徳が産婆と組んで、将軍御側御用取次をつとめる土岐豊前守の妹の出産につけこみ、ありもしない症状を騙って不安をあおり、治療が成功したように思わせて感謝され、安産祝いの席で、兄の豊前守から「拙者の屋敷に来い」と声掛けをされた...

2026.07.26 08:00

幕府医師のピンとキリ

世襲できない奥医師 江戸時代は身分制社会でしたから、父親の職業とその地位を長男が代々継承していくというのが基本ルールでした。幕府内における地位も同様です。前回まで取り上げてきた川路聖謨のように、下級武士から旗本の最高ポストに到達するようなケースは、ごくわずかな例外にすぎません。し...

2026.07.19 08:00

川路聖謨の末路

井伊大老が川路を左遷 これまで、4回にわたって川路聖謨を取り上げてきました。というのも、下級武士の出でありながら異例の出世をした川路は、行く先々の部署で卓越した業績を残した、まさに幕臣のスーパースターだと思っているからです。島津斉彬が「時事談の友」としたというのも、よく分かります...

2026.07.12 07:00

川路聖謨と北方領土

ペリーの1ヶ月半後に来たのは? 島津斉彬の「時事談の友」だった川路聖謨ですが、彼を語る上でどうしてもはずせないのがロシアとの交渉です。日本の開国といえば、まず連想するのが「黒船来航」。嘉永6年(1853)にアメリカ東インド艦隊司令長官のペリーが軍艦4隻で浦賀に現われて、開国と通商...

2026.07.05 08:00

川路聖謨と鹿政談

鹿政談とは 上方落語の演目のひとつに『鹿政談』というのがあります。噺(はなし)の始まりはこうです。江戸時代の奈良では、鹿は「春日大社の神様の使い」とされており、鹿を殺したものは死罪というきまりがありました。ある日の早朝のこと、正直者の豆腐屋が豆腐を作っているときに、店先においてい...

2026.06.28 08:00

新人佐渡奉行川路聖謨の感化力

40歳で奉行に 島津斉彬の「時事談の友」と称された川路聖謨について、前回は父親のきびしい教育ぶりをご紹介しましたが、有名な人物なので幕吏になってからのエピソードもたくさん伝わっています。今回はその中から、佐渡奉行時代の勤務ぶりをご紹介します。以前、『幕府役人のキャリアパス』の話に...

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