2026.02.01 08:00大名は画力も必要大名の宴会では「ライブペインティング」が人気 以前「能は大名のたしなみ」のところで、「大名の素養として茶道や和歌はとうぜんですが、欠かせないものが『能』です」と述べました。じつは、それ以外にも必要なたしなみがあります。それは「絵が描けること」です。前回紹介した、富山市埋蔵文化財セ...
2026.01.25 08:00大名の交際相手は同格の大名家格は見ただけでわかる これまでの2回で、「大名のランクは『家格』で決まり、ランクをしめすものは『殿席』である」という説明をしてきました。大名の反乱を何よりも恐れた徳川幕府は、大名の関心を武備の強化ではなく家格の上昇に向けさせようと、家格のランクに応じたさまざまなしきたりを定めて...
2025.12.28 08:00雑談無用大名たちの話題は? 前回・前々回と斉彬の仕事人間ぶりを紹介してきましたが、斉彬は大名どうしの会話においても雑談などせず、ひたすら政治や軍事の話に没頭していました。当時の大名の興味関心について伊達宗城が市来四郎に語った話を、市来が明治26年の史談会で披露しています。(読みやすくする...
2025.12.21 08:00能は大名のたしなみ武士の素養 江戸時代中期の兵法家大道寺友山の著作『武道初心集』は、泰平の時代における武士道の規範としてひろく読まれた書物です。その中の「教育」という項目では、武士は、農、工、商の上位に立って、ものごとを執り行う職分にあるから、学問を修め、広くものごとの道理をわきまえておかねばなら...
2025.12.14 08:00日々是勉強夜も勉強 前回もとりあげた高市首相ですが、就任以来「実質休みゼロ」で、「執務が終わるとまっすぐ宿舎に戻って勉強している」と報道されています。「夜は宴会のはしご」というのがこれまでの政治家のイメージですが、それとは真逆のスタイルです。じつは島津斉彬も同様でした。斉彬の下で集成館事業...
2025.12.07 09:00働いて×5働くのは美徳 今年の流行語大賞の年間大賞に高市早苗首相が自民党総裁就任スピーチでのべた「働いて働いて働いて働いて働いてまいります」がえらばれました。この言葉がでる直前には「私自身もワークライフバランスという言葉を捨てます」と語っていますから、働くのが首相自身であることは明白です。...
2025.10.26 09:00藩校造士館の教育も斉彬が変えた 前々回まで3回にわたって薩摩特有の教育である郷中教育をとりあげてきました。しかし、薩摩の教育は郷中教育だけではありません、メインとなるのは藩校「造士館」です。じつは斉彬はこの造士館も大改革しています。藩校は官僚養成が目的江戸時代中期(18世紀後半)以降、各藩は藩士の教育機関とな...
2025.10.12 09:00郷中教育は斉彬が変えた(後編)島津斉彬の郷中教育改革も最終回になりました。斉彬校長がどのようにして「荒れた学校」を立てなおし、ケンカ抗争にあけくれていた若者たちを勤勉な青少年に変えたのか。今回はそれをご説明します。まずは実態調査 斉彬は現代でいう三現(現場・現物・現実)主義者で、部下の報告をうのみに...
2025.10.05 09:00郷中教育は斉彬が変えた(中編) 島津斉彬が行った郷中教育の改革は、例えていえば校内暴力が頻発している「荒れた学校」を新任校長が立て直して、一流の進学校に変えたようなものです。今回は斉彬校長赴任当時の薩摩高校のようすと、初期対応についての話になります。郷中教育は排他的でケンカ抗争が絶えなかった前編では、薩摩独特...
2025.09.28 09:00郷中教育は斉彬が変えた(前編)前回取り上げた郷中教育(ごじゅうきょういく)ですが、これは他藩にはない薩摩独特の教育制度で高い評価を受けています。しかし、その高い評価は島津斉彬の功績によるものだ、ということはあまり知られていません。薩摩独自の教育システム江戸時代、武士の教育は一般的には藩校(藩が設立した学校で、...
2025.08.31 09:00多文化共生は善か?アフリカ人移民反対 8月21日に横浜で開催されたJICA(国際協力機構)アフリカ・ホームタウンサミットにおいて、日本の4市がアフリカ4国のホームタウン(山形県長井市がタンザニア、千葉県木更津市がナイジェリア、新潟県三条市がガーナ、愛媛県今治市がモザンビーク)になると発表されました...
2025.08.24 09:00ポピュリズムは悪か?ポピュリズムとは 7月の参院選で「日本人ファースト」をかかげた党が躍進して以来、「ポピュリズム」という言葉を聞いたり見たりすることが多くなりました。そこでインターネットで「ポピュリズム」に関するニュースを検索してみたところ、こんな記事が目にとまりました。 『石破政権の課題 ポピュ...