2025.08.31 09:00多文化共生は善か?アフリカ人移民反対 8月21日に横浜で開催されたJICA(国際協力機構)アフリカ・ホームタウンサミットにおいて、日本の4市がアフリカ4国のホームタウン(山形県長井市がタンザニア、千葉県木更津市がナイジェリア、新潟県三条市がガーナ、愛媛県今治市がモザンビーク)になると発表されました...
2025.08.24 09:00ポピュリズムは悪か?ポピュリズムとは 7月の参院選で「日本人ファースト」をかかげた党が躍進して以来、「ポピュリズム」という言葉を聞いたり見たりすることが多くなりました。そこでインターネットで「ポピュリズム」に関するニュースを検索してみたところ、こんな記事が目にとまりました。 『石破政権の課題 ポピュ...
2025.08.17 09:00恒産なくして恒心なし生活の豊かさが先 7月に行なわれた参議院選挙のとき、インターネットでは候補者へのインタビューや討論がよく流れていました。ブログ主もちょくちょく見ていたのですが、そのなかで特に印象に残った場面がありました。(質問者)「これからは心の豊かさが大事だ、政党はそれを目指すべき」(候補者)...
2025.05.22 20:00斉彬は米価を引き下げたここのところ米価の話題で盛り上がっているので、急遽こんなエピソードをとりあげてみました。領民の困窮を救うのが藩主のつとめ 日本人の主食であるコメの値上がりが激しくて困っているという話があちこちから聞こえてきます。政府が備蓄米を放出しても価格は一向に下がらず、あげくに農相が「コメは...
2025.05.05 08:00斉彬と勝海舟勝を見いだしたのは斉彬 あまり知られていませんが、勝海舟がまだ貧乏旗本だったときにその才能にいち早く気づいて支援したのは島津斉彬です。よく知られている勝の談話集『氷川清話』では、北海道の商人渋田利右エ門が勝の貧乏ぶりを見て、200両の金をポンと差し出しただけでなく、スポンサーとな...
2025.04.21 08:00失政をごまかそうとする人々参議院選挙が近いのに支持率が低下し続けている与党から「現金給付を」「いや商品券配布で」「クーポン付与がいい」などの声があがっていましたが、「バラマキ批判を受けるだけで逆効果だ」とのことで結局やめたようです。自公政治に対する国民の不満がどんどん高まっており、このままでは7月の参院選...
2025.04.14 08:00徳川慶喜の弁舌(2/2)父に代わって詫びる 前回は日米通商条約について水戸斉昭の意見をたずねにきた川路聖謨と永井尚志に対し、斉昭が激怒して追い返したことを聞いた一橋慶喜(斉昭の七男)が、父親をやり込めた話でした。今回はその続きになりますが、前回と同じく現代文に変えて概略を紹介します。【原文「慶喜公と烈公...
2025.02.24 08:00老中も部下次第?威厳はあるが意見はなし 前回は、日本の政治家が官僚に支配されているというのは今にはじまったことではなく、江戸時代の大名も家老の意見に左右されており、その家老たちも自身の部下にあやつられていたという話をご紹介しました。江戸時代に国政を担当していたのは幕府(徳川幕府)で、将軍のもとで...
2025.02.17 08:00部下が上司をあやつるのは日本の伝統?官僚が好き勝手に制度をいじくっている インターネットの論説を見ているとき、あるブログ(『新宿会計士の政治経済評論 2025/2/3』)に、「日本政府(というか官僚ども)が制度を好き勝手いじくった結果、国民経済を疲弊させてまで強引に税金を強制徴収し続けている実態については、エビデン...
2025.01.27 08:00国の豊かさとは税金取り過ぎ! 今、日本では国が税金(や社会保険料)を取り過ぎているのではないかということに国民が気づきはじめて、SNSなどで批難の声が高まっているようです。江戸時代の年貢は四公六民ですから現代に置き換えると税率40%でしたが、財務省の発表している「国民負担率」(租税負担率と社会...
2025.01.13 08:00鶴丸城でもお参りが 前回は飢饉に苦しんだ人々が御所に御千度参りをして、南門でお賽銭をささげた話をご紹介しました。じつは薩摩藩にも似た出来事があります。領内の士民が鶴丸城にお参りしてお賽銭をささげていたのです。それは島津斉彬が藩主になって間もないころでした。藩主になって最初の施策は領民の生活安定島津...
2024.12.30 08:00長州兵はどう強かったのか 戦法のちがい 第2次長州戦争で幕府軍の弱体ぶりをご紹介してきましたが、反対から見れば長州はなぜこんなに強かったのかということになります。一般的には長州軍装備の優越性、なかでも全員がミニエー銃(ライフル銃)を装備していたからだとされますが、戦い方でも非常にすぐれていまし...